家族介護(認知症)における匂い対策。

我が家は要介護2と診断されている認知症の義理母と完全同居しております。
家事全般は嫁の私がしており、家族の健康と体調管理、そして匂い対策等の環境整備も担っております。

認知症患者の特性として、「物忘れ」があげられますが、我が家も例外ではありません。
特に着ていたお洋服やパジャマそして下着等を、洗濯に出さずそのまま箪笥にしまう事がよくあります。入浴も拒否することがありますので、匂いがどうしても出てきます。
しかし本人の尊厳を守るためにも、そして接してくださる他の方に迷惑にならないように、日々、こっそりと箪笥を開けて、洗濯ものを探します。

本人に食事をさせている時や、お庭で掃き掃除をしている時、お散歩に行っている時などを見計らって箪笥を開けます。
本人が居ります目の前で探し指摘しますと、機嫌を損ね暴言を吐きだしますので、あくまでこっそりと、が近ごろの作戦であります。
探し出した洗濯物を洗濯し、いい匂いにして本人に箪笥に入れてもらいます。

しかし、そんな匂い対策をしてもなお、「嫁ちゃんが私を臭いという」と言われてしまします(一度も言った事ないのですが)。
まだまだいたちごっこではありますが、やめられない我が家の隠密的な匂い対策です。